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2006年09月20日

HIV感染しているか献血で分りますか?

「献血をしてもHIVの検査結果を知ることは出来ません。献血は検査代わりになりません。」
日赤は、できるだけ安全性の高い血液や血液製剤を供給するために、献血された血液に非常に厳格な検査を行っています。
輸血に使われる血液は、HIVをはじめ梅毒、B型肝炎やC型肝炎、HTLV-I(ヒトT細胞白血病ウイルスI型)の検査を行っています。
B型肝炎やC型肝炎、梅毒については、検査に異常が認められた場合、本人に通知しています。
HTLV−1(ヒトT細胞白血病ウイルスI型)については、平成11(1999)年より九州地区を皮切りに全国で、抗体検査で異常が認められた場合、本人の希望があれば、通知することになりました。

☆献血血液の検査の開始年
昭和47(1972)年‥‥B型肝炎ウイルスの抗原検査
昭和61(1986)年‥‥HIVおよびHTLV‐1の抗体検査
平成元(1989)年‥‥‥B型・C型肝炎の抗体検査
平成6(1994)年‥‥‥HIV‐2の抗体検査
平成11(1999)年‥‥HTLV‐1抗体検査の結果通知を開始(希望者にのみ)・HIV、B型・C型肝炎ウイルスに対してNAT検査開始

しかしながら、HIVの検査結果については、日本赤十字社の血液センターでは、「将来的には献血者に告知する方向で検討する」という考えを表明していますが、現在のところ、まだ原則的には行われていないことになっています。その理由は、感染リスクのある人の検査目的の献血を防ぐためです。

ウイルス感染直後では、検査を行っても感染を見つけることができない期間(ウインドウ期間)が約1ヶ月あるため、その期間に献血されると検査をすり抜けてしまい、輸血された患者さんにウイルスを感染させてしまう恐れがあります。
このため検査だけでは輸血によるHIV感染を完全には防止できません。そこで、より安全な血液を提供するためには、HIV感染の心配のある人の献血を防止することが必要となります。

最近になり、PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)を応用して、感染後間もない時期に血液中に現れるHIVウイルスの遺伝子を10万倍以上増幅して、HIVの検出をおこなうNAT検査(ウイルス核酸増幅検査)が行われるようになりました。
この方法で、ウィンドウ期間にあたる血液で感染する危険性はかなり減ったと思われますが、これらの検査にも検出できる限界があるので万全とは言えません。
最近は特にHIV検査目的と思われる献血が増えており、厚生労働省は輸血によるHIV感染事故が増加するのではと懸念しています。実際、ウィンドウ期間の血液が輸血されたことにより日本でも感染者が出ています。

血友病患者の場合には血液を固まらせる成分(凝固因子製剤)を定期的に注射しなければなりませんが、原料の血液がHIVウイルスに汚染されていると、製剤の中でもHIVが生き続けることがあり、感染がおきます。
日本では、間違った医療方針のために外国製の血液製剤が投与され、血友病患者の約4割が感染してしまい大きな社会問題となっています。血友病以外の病気で凝固因子製剤を投与されHIVに感染した人達も少なくありません。

もしHIV感染の心配がある場合は必ず検査をしましょう!

針灸治療でHIV感染しますか?
posted by O at 11:59 | TrackBack(0) | 感染経路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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