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2005年12月17日

日本における母子感染の現状

HIV感染女性からの出生児は累計で248例、うち母子感染児は40例に!

全国の小児科標榜のある病院を対象にした調査で明らかになったもので、聖隷三方原病院が2005年12月3日に発表しました。

研究グループは、日本におけるHIV母子感染予防策の現状、感染児と非感染児の予後を明らかにするため、1999〜2004年の6年間にわたり、毎年実態調査を行ってきました。
対象は全国の小児科標榜のある病院(3000〜3500施設)です。
HIV感染女性から出生した児の診療経験の有無を尋ねる1次調査(回答率は55〜65%)と1次調査で「経験あり」と回答した施設へ症例の詳細を尋ねる2次調査からなります。

調査の結果、これまでにHIV感染女性からの出生児は累計で248例で、このうち母子感染児は40例に達していることが分かりました。(感染率18,7%)
なお、HIV非感染児は174例、不明児は34例となっています。

分娩様式の違いでみた母子感染例は、経膣分娩が25例ともっとも多く、分娩様式不明が7例、予定帝王切開分娩と緊急帝王切開がそれぞれ4例でした。

母子感染児40例の経緯を調べたところ、そのほとんどが母親のHIV感染が気づかれなかったため、適切な母子感染予防策が講じられず感染した例だったということです。
現在は、適切な予防対策を行えばHIV母子感染が約1%になることが分かっています。今回の調査でも、予防策をとった123例では1例が感染したのみでした。

この点を踏まえ、聖隷三方原病院は「HIV母子感染予防の第一歩は、妊娠女性にHIV検査を勧めることである」と指摘、妊娠中のHIV検査の重要性を訴えました。
【日本エイズ学会速報】

エイズ赤ちゃんから母へ感染
posted by O at 12:09| 妊娠&母子感染について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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